さいちゃん: さて、ここまでは基本的といえば基本的なことだったけどさ…
ポッパー: うん、知っている人はいっぱいいるよね。
さいちゃん: こういうものを受け取る側の立場から見てのことを聴きたいんだけど。 ...
ポッパー: うん。
さいちゃん: 敵を知り、己を知れば、一五戦全勝優勝。
ポッパー: 相撲かい。。。
さいちゃん: みんながみんなこうだとは限らないとは思うんだけど、ポッパー流で行くと。
ポッパー: 「思い」かな。
さいちゃん: というと?
ポッパー: なんていうか、「渾身の曲」ってわかる、思いのこもったやつが「オッ」と思えたりするよね。うまくは表現できないけど、自分がやりたいことがしっかり出ていることだね。それを表現するためには、しっかり手抜きをしないで作品にしなきゃいけないと思うのよ。
さいちゃん: 手抜きというのは?
ポッパー: 自分のアイデア帳みたいにラジカセなんかに鼻歌ベースのやつだとか、リフだとかを録音している人っているでしょ。それはすごくいいと思うんだけど、それをそのまま送られてきても誰も相手にしないと思うのね。それをやっぱり作品にして、人に聴いてもらえる形にしなきゃいけない。
さいちゃん: うん。
ポッパー: だからって、ちゃんとした録音設備で録音しなさい、という訳ではなくてね。たとえラジカセ一個でマイク立てて一発録音したものでも、しっかり自分のアピールができていて、作品として多くの人に聴いてもらえる形になっていること、このために妥協はしないで作った「渾身の曲」を望んでいるのよ。
さいちゃん: つまりは、方法ではなく完成度。完成させるために手抜きをしないってことだね。
ポッパー: そういうこと。
さいちゃん: 聴くことのプロじゃないけど、音を聴いているとさ…
ポッパー: ん?
さいちゃん: 「出音、一発目の衝撃」ってあるよね。
ポッパー: そうそう、それ。まさにそれ。音色に限らず、リフやフレーズでもね。
さいちゃん: 作曲家志望の人なんかも今まで話した方法でいいのかなぁ?
ポッパー: いいと思うよ。っていうか、楽譜だけ送られてきてもちょっと困るよね。ある程度イメージができる演奏が要ると思うよ。
さいちゃん: 逆にギタリストとかプレーヤー志望とかでは?
ポッパー: 一緒だね。一番光るプレイを聴かせてくれる渾身の作品を送ってくれればいい。
さいちゃん: それとさ、渾身の作品を作ったんだけど、いっぱい作って、どれも渾身で…
ポッパー: 全部送るってか?
さいちゃん: そう。特に引き出しがいっぱいある人って、いろいろな曲をやったりするじゃない?「僕を知ってもらうにはこの曲も聴いてもらわないと」ってことになるじゃない?
ポッパー: ふむ。
さいちゃん: それから、こういう作品が他人にはウケがいいんだけど、自分的にはこっちの作品みたいなのがいいんだ、どっちを送ればいいんだろう、みたいに迷う人もいると思うんだ。
ポッパー: うん。でもね、例えば「アーティストを募集しています」って所に送るとするじゃない?
さいちゃん: うん。
ポッパー: 大体オリジナル3曲程度とかって書いてあるわけよね。それってつまり「渾身の3曲をがガツンと送ってくれ」みたいなノリがあるのね。まぁ、大体3曲でその人たちの個性が分かって、他にも色々聞きたいって思わせる人たちが通過すると思うのよ。そこに10曲送るのはどうかな?
さいちゃん: なるほどね。
ポッパー: 俺は全部聴いていたけどね、そういう人たちだけじゃないと思うんだ。だからいままで話してきたことを考えて、その人たちに「もっと他のを聴いてみたい」と思わせるものを出す必要があるよね。だから、多ければいいってもんじゃないと思うよ。
さいちゃん: うん、わかった。
結論 ここでは、ポッパーくんが「送られてきた作品を聴く立場から」どういう作品がよいのかについて論じています。
妥協はしないで作った「渾身の曲」を規定数、もしくは数曲を送り、「もっと他のを聴いてみたい」と思わせるものを出す
のがいいと言っています。しかし、あくまでも元・音楽制作会社勤務のポッパーくんが思った意見で、全部が全部そう考えているとは限りませんので、ご参考までに、ということで。